イングリッシュコッカースパニエルを飼っている方も、これから飼うことを検討している方も「臭い」は気になるポイントですよね。今回は、イングリッシュコッカースパニエルの臭いレベルと、その原因と対策について解説していきます！
イングリッシュ・コッカー・スパニエルとは？魅力と人気について解説
イングリッシュコッカースパニエルはどんな犬？
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、艶やかな長毛、垂れ耳が特徴的な中型犬です。先祖は10世紀以前にイギリスに渡来したスペイン産のスパニエル。イギリスに渡ってからは、ウェールズ地方でヤマジキ猟に使われたことから、コック（シギ）を捕る犬という意味で、コッカーと呼ばれるようになりました。
もともと猟犬ということもあって、かなりアクティブな性格なのも特徴。小柄な見た目に反してかなりの運動量を必要とするので、アクティブな方にはとてもおすすめな犬種です。また性格は従順で人懐っこく、ファミリー犬に最適。知性が高く、しつけがしやすいことでも知られています。イングリッシュコッカースパニエルは、犬のアジリティー大会（障害物競走）でもよく活躍している犬種です。それだけ運動能力と知能が高いということですね。
アメリカンコッカースパニエルっていう犬もいるよね？
そうそう、アメリカンコッカースパニエルは、イングリッシュコッカースパニエルをさらに小さく、マズルを低く、耳を長く品種改良した犬種なんだよね。
へえ、知らなかった。
イングリッシュコッカースパニエルは人気？
一般社団法人ジャパンケネルクラブ（JKC）が毎年算出している「犬種別犬籍登録頭数」によると、2022年のイングリッシュコッカースパニエルの登録頭数は403頭で35位でした。プードルやチワワといったメジャーな犬種ほどの人気はないものの、ニッチな層からの底堅い支持があるようです。
イングリッシュコッカースパニエルと臭いの関係
イングリッシュコッカースパニエルは臭い？
イングリッシュコッカースパニエルは、かわいい見た目とは裏腹に、残念ながら匂いが少しきつくなりやすい犬種です。筆者もイングリッシュコッカースパニエルを飼っていたことがありますが、他の犬種よりも匂いは強いと感じていました。しかし、イングリッシュコッカースパニエルはそれだけで諦めるにはもったいないくらい魅力的な犬種です！しっかりと原因を知ることで対策も打てますので、以下を参考にしてくださいね。
イングリッシュコッカースパニエルが臭いとされる理由を解説
原因1: 毛に汚れが溜まりやすい
イングリッシュコッカーは、細くて長い毛をしており、毛量も多いので、どうしても散歩時などに毛にヨゴレが溜まりやすいです。一度毛が絡まってしまうと、そこにホコリなども溜まりやすくなり匂いの原因になってしまいます。ブラッシングを毎日行うのは必須の犬種となっています。
原因2: 皮膚トラブル
イングリッシュコッカースパニエルは、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患にかかりやすい犬種です。皮膚疾患により全身が脂漏状態となり、体臭やフケが多くなるケースが多いようです。月に1〜2回のシャンプーでお肌を清潔に保ち、定期的に皮膚の状況をチェックしてあげてください。
原因3: 耳が長く汚れが溜まりやすい
イングリッシュコッカースパニエルは、垂れ耳なだけでなく、耳が長い被毛で覆われているため、耳の汚れが溜まりやすくなっています。清潔に保たないと匂いの原因となるだけでなく、外耳炎のリスクも高まるため、耳の状態をこまめにチェックする必要があります。
臭い対策: 日常のケア方法
イングリッシュコッカースパニエルは、比較的匂いが強い犬種ということがわかりました。しかし以下の日常のケアを徹底することで、大幅に軽減できますよ。
- 月1、2回のシャンプー
- ペット用ウェットティッシュで散歩後に体をふく
- 毎日のブラッシング
- 週に一度は耳をふく
もしわんちゃんにフケが多い・耳を痒がるなどの症状が出ている場合、皮膚トラブルがニオイの原因となっている可能性があります。その場合、フードを見直すことで肌の状態が改善され、ニオイが軽減するかもしれません。フード内の特定の原料に反応している可能性もあるため、一度病院でアレルギーテストをしてみるのもおすすめです。
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